理事長からごあいさつ
医療的ケアが必要な重度障害者の息子は29歳になりました。私の体力の限界や、親の介護の問題も出てきます。いつまで家で見ることができるのだろう?
親亡き後も、地域で風感じ、季節をを感じ、心豊かに、笑顔で穏やかに暮らしてほしい。しかしながら、医療的ケアが必要な重度障害者が入所できる施設は地域にはなく、市外の病院しかありません。行政にお願いするも「手を挙げる事業所が無いから」という返事。
ならば自分たちで作るしかいないのでは?グループホーム建設など容易なことではありませんが、何とか前に進みたいと思い2018年12月特定非営利活動法人を設立いたしました。
先ずは、2019年3月ヘルパーステーション夢現を開所いたしました。後にグループホームができたときに、しかっり子供たちのことを分かって、スムーズにグループホームに入居出来るようにするためです。
そして、息子は20歳を過ぎたころから医療的ケアが必要になったのですが、地域には医療的ケアが必要な重度の障害児が結構暮らしてらっしゃることを知りました。子供が生まれてからずっと、365日24時間つきっきりで子供のお世話をされています。私がいろんな方々に助けていただいたように、お母さんも少しでも息抜きができるようにお手伝いできればと思ったからです。
私はヘルパーの資格を持っていただけの新米のヘルパーですが、スタッフはベテランばかりです。そんなスタッフが私を、そしてヘルパーステーションをしっかり支えてくれています。いつも、さすがプロだなぁと感心していますし、利用者さんやご家族に寄り添う気持ちも私にも負けていません。頼もしい限りです。そんなスタッフと一緒に地域に貢献できるよう頑張ります